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2017.02.12

「NEWダンガンロンパV3」クリア(超ネタバレ)

題名の通り「NEWダンガンロンパV3」をクリアした。思うところあったので久しぶりにブログを書く。以下超ネタバレありますんでご注意。

自分とダンガンロンパの付き合いは初代のベスト版から。ミステリー好きの妻がネットの噂を聞きつけて、じゃあやってみるか、って感じで始めたのがきっかけ。とにかく先の読めない展開、イカした映像と音楽にまんまとやられ、それ以来すっかりファンになった。シリーズ作品は絶対絶望少女とアニメを含めてプレイ&視聴済み。ということで、今回のダンガンロンパにはそれなりに期待を持っておりました。しかし、2とアニメ版で色々と伏線も回収されていたので、この後どうするのか?といった不安もあり、まあ、タイトル通り、新しいシリーズ展開になるのでは?と、漠然とした予想を持って臨み、ようやくクリアできた結果、うーむ、となったので筆を執った次第。

クリアまでネタバレは全力回避していたので、ネットの評判などはあまり知らなかったのだけど、どうも賛否両論である、ということは知っていた。で、どっちかっつーと否定的な意見が多そうだ、とも。自分でクリアした今、否、というよりは、もやもや感が湧いた。とりあえず今回の自分の中のもやもや感も含めて今回の作品をまとめてみる。

学級裁判のポイントになるミステリ部分は良くできていた。特に1章と6章の関係にはやられた。1章で残されたちょっとした伏線が回収される点は、今作で一番力が入っていたものと思われる。2章もダイナミックな仕掛けで面白かった。ただ、3〜5章は余り納得できる仕掛けではなかったような気もした。それを差し引いても、1章と6章(の前半)だけで、過去作のすべてを凌駕したのではないかと。

キャラクターについては、有名声優から先に死んでいくという良くない流れがありつつも、最原とキーボが残ったのは意外と言えば意外。林原嬢による少年声も、最初はちょっと苦しそうだなと思ってたんだけど、徐々にうまくなったのかこちらが慣れてきたのか、違和感は解消され、終盤の感情のこもった台詞とかにはグッとくるものがあった。ただ、一番のお気に入りの入間は、最後まで生き残ることを願っていたので、無念であった。夢野が生き残ったので良しとする。キャラクターの立ちっぷりは流石と言わざると言わざるをえない。

さて自分の嗜好はどうでも良いとして、最大の問題である6章の後半。自分なりのモヤッとポイントを挙げてみる。

・王馬の正体はほぼどうでもいいとして、なぜ4章であんなことをしたのか、とは思う。動機ビデオの表現もソフトだったのに、なぜあんな行動に出たのか?正体との整合性がよくわからなかった。6章で明らかになるのかなあと思ってたら肩透かし。
・V3のくだりは、タイトルムービーと併せて、うーむうまいことやったなあと。あっこれはモヤッとポイントじゃないな。
・記憶の改ざんは、過去作もあったけど、ここまであからさまに操作するのはちょっと反則ではなかろうか。あそこまで操作できちゃったら、プレイヤーによる推測なんて意味はなさなくなる。首謀者のルール違反もアカンっていうかそんなことをしたらだめじゃん、って素直に思った。あれって過去作をやってる人ほど引っかかっちゃうよね。製作者はその点を突いてきたのかも知れんけど、納得はし難い。
・首謀者の小物感もあり、プレイヤー側としてのヤラレタ感が過去作に比べて弱い。江ノ島盾子ネタを無理やり入れてきたのも痛々しい。
・製作者側は、メタ展開といわれるもののその先を狙ったのかなあ?と漠然と感じる。現実側のプレイヤー側に説教とか教訓とかを垂れ流したかったわけじゃなく、フィクションは良いものであり、自分たちも一生懸命作っているが、それを見てどう感じるかはプレイヤー側に一任する、という、よくあると言えばよくある当たり前のメッセージをいいたかっただけなんじゃないのかなあ。

ということで、人気シリーズの作品として、単純な続編にすることなく、プレイヤーの期待を裏切って、こういうことをやりとげた(やらかした?)ことは、評価できるかはともかく、個人的には大したもんだなあと思います。

最後に、妻は入間の台詞に眉をひそめることが多く、夫婦間でも感性の違いはあるのだなあと思ったことをここに記します。

(追記)

「思い出しライト」の万能性の何がマズイかというと、参加メンバーの記憶が全くアテにならず、すべてが主催者側の説明だけで、かつ、外の世界を知っている味方が一切登場しなかったため、参加メンバーの「記憶のようなもの」をたどるしかなくなっている、という点にある。なので、ゲームの中の説明から、外の世界や入学の経緯を推測することがほぼ意味をなさなくなる。最後の方の最原の台詞には、なんとなくヒント的なものが多少含まれてはいるが、それすら嘘の記憶では?となる。「思い出しライト」と見せかけて実は「記憶を埋める」という設定は良かったのだが、ちょっとやりすぎた。

以上を踏まえて、自分の中では今回の話はこうだったのではないか、というまとめをしておく。

・希望と絶望の戦いは外の世界でまだ続いている。「今回のゲームは、外の平和な世界のみんなが見ている」という説明は、参加メンバーに絶望させるための「チームダンガンロンパ」側の捏造。
・参加メンバーは、一般人ではなく、全員超高校級である。絶望の残党によって誘拐されたか何かで、ゲームに強制参加させられた。入学面接の映像も捏造。もし一般人なら、プラシーボ効果だけであれだけのことをやらかした入間やキーボは何なの?って話になる。
・6章でモニターに写っていた人たちも、絶望側の人間、もしくは、希望側でもアングラよりな人たち。ただし、これだと、まことくんの映像だけはよくわからないという問題が残る。「ダンガンロンパ」じゃないゲームをやっていたという苦しい説明になるかな。。
・つむぎがアレルギーなく過去キャラのコスプレができたのは、フィクションのキャラだから、という説明があったが、つむぎ自身が「苗木たちはフィクションのキャラ」という記憶の改ざんをされていたため。
・「思い出しライト」の記憶は修正できないという説明も主催者側による一方的な都合の良い説明なので、あれも絶望のための演出。なので、後から本当の記憶を取り戻す方法も残されている、と思いたい。

ということで、「思い出しライト」は完全に悪手だったと思う。改ざんはいいけど弱点は残しておくべきだった。1年以上前の記憶は改ざんできない、とか、一ヶ月すると効果がなくなる、とか。そういういった説明がその世界の見方からなされれば、色々とスッキリできたんだけど、あの万能性のため、もう何を言っても「それって記憶の改ざんでしょ?」になってしまうので。なので、今回の作品は、「ダンガンロンパ外伝」って思えばみんなスッキリするんじゃないかな。

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